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秋の教科書シーズン?!

そろそろ、来年度の教科書の話題が飛び交う頃になりました。

数年前から、マルチメディア教科書は、ダウンロードせずに直接ブラウザで見ることができるようになって、利用者がグンと増えているようです。
教育委員会がまとめて利用登録してくれる市町村も増えていて、デイジー教科書を使うハードルが徐々に低くなってきています。

特に小学校低学年は、文字を覚える時期でもあるので、国語の教科書のニーズは高いそうです。
やはり国語や道徳は、情緒ある肉声のほうがよいかもしれません。

ただ、社会科や理科、算数などは、はっきりくっきりした読み上げの合成音声も、かなりいい線いっていると思います。

以前、先生方がお集まりの会合で、教科書の読み上げを聞いていただいたとき「これ、合成音声なんですよ」という声に、「おぉ…」という驚きの声が上がっていました。

小学生の間でのデイジー図書は、図鑑などの科学的な書籍が人気と聞いています。
いちえ会では、AITalkという人間の声をベースにしたという合成音声を使っていますが、合成音声の読み上げの調整は、肉声で録音するのに近い手間と時間がかかりますが、それでも、若々しい声でデイジー教科書が作れるとなると出番も増えてきます。

現在、来年の教科書のテキスト化が、今教科書デジタルデータ管理機関(AEMC)で進んでいることでしょう。
新しい教科書のデータが手元に届くのも、あと少しです。

AEMCのHPでは、教科書デジタルデータ提供時期等一覧が出ていて、提供の様子が把握できるようになっていました。
製作ボランティア団体としては、うれしい情報です。

[教科書デジタルデータ提供時期等一覧 | 教科書デジタルデータ管理機関(AEMC)]




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