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発達障害8.8%、読み書き困難3.5%

ニュースでごらんになった方も多いかと思いますが、昨日、文部科学省から、発達障害の可能性により教育に支援を必要とする児童生徒の調査結果が発表されました。

以前の調査が平成24年ですので10年前になりますが、支援を必要とする小中学生(学習面または行動面で著しい困難を示す)は平均 8.8%(平成24年6.5%)となっています。また、デイジー教科書の点からみると、「読む」または「書く」に著しい困難を示す児童生徒は、3.5%(同2.4%)となったということです。

ただ、この8.8%という数字、小中学校全学年を平均したものとなっていて、小学1年では12%、6年でも8.9%となっています(中学3年では4.2%)から、読み書き困難な児童もその比率で高いと思われます。

さらに、これらの児童生徒への支援が行われているかどうか、をみていくと、各種の支援が行われていないとする回答が7~8割に及んでいるという残念な結果となっているようです。

暮れのこの時期、デイジー教科書は来年度に向けた製作に入りつつあるところですが、改めて、多くの人たちに知ってもらい、活用してほしいと痛感した次第です。

文部科学省調査結果ページ↓

通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)について


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