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マルチメディアデイジー教科書はどう作られるのでしょうか?

マルチメディアデイジー教科書は、紙の教科書と同じタイミングで使うことのできるよう、私たち全国約20の製作ボランティア団体が日本障害者リハビリテーション協会(以下、リハ協)を通じて、教科書会社から教科書のデータを提供いただき、製作を行っています。図であらわすと下のようになります(クリックで大きい画像が表示されます)。

おおよそ流れとしてはこのようになります。

(1) リハ協からデータ管理機関に必要な教科書を申請
(2) データ管理機関から教科書会社に申請
(3) 教科書会社からデータ(PDF)を管理機関に提供
(4) 管理機関がデータのテキスト化などを行い、リハ協に提供
(5) リハ協から製作ボランティア団体にデータ提供(12月頃、翌年度のものが提供)
(6) 団体がアプリで読めるデイジーファイルにして保存
(7) 団体がデイジーファイルをリハ協のサーバーにアップロード(3月末から順次)
(8) リハ協が、教科書サーバーでデイジーファイルを利用者向けに公開(4月から順次)
(9) 登録した利用者または支援者・機関がログインし、ダウンロード、利用

実際のところ団体での作業は、テキスト配置やルビ付け、PDFファイルからの画像抽出・配置、音声入力など膨大なため、章ごとに段階的に製作を行います。このため、製作完了が秋になることもあります。

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ボイスオブデイジー5

ボイスオブデイジーが新しくなりましたね。

ボイスオブデイジーは、iPadやiPhone、iPod touchで、デイジー図書を読むためのアプリです。
もちろん、マルチメディアデイジー教科書も読むことができます。
学校でも、家庭でも、持ち歩けるタブレット端末で読書ができるなんて、いいですよね~。
(Android用は、従来のボイスオブデイジーVer4がありますが、5は、今はまだ出ていないようです。)

さて…ボイスオブデイジーは3000円くらいしますが、現在(2019年1月末まで)は、半額セールの1400円。
無料のお試し版は、今はありません。これからも出るかどうかは不明です。
ただ、新しいだけに、比較的新しいiPad、iPhone、iPod touch(iOS11以上…現在の最新バージョンはiOS12.1.2)でしか動作しません。まあ、新しくなったのですから、最新のOSに対応させているは当然ですから。

やはり、機能は強化されています。
本棚機能がついて図書を分類できたり、サピエ図書館から、またマルチメディア教科書も、直接ダウンロードできたり、またDAISY3やアクセシブルなEPUB3といった形式にも対応するなど…。使い勝手もよくなっているようです。

さらに使いやすくなったボイスオブデイジー、次回から、少しずつ新機能と使い方を見ていきましょう。


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音声デイジーとオーディオブックは似てる?

いちえ会は、今年国立国会図書館に所蔵されているオープンリールに録音されている図書をデジタル化するお手伝いをさせていただいています。

今までも、図書館を通じて、NHK大河ドラマストーリーから「真田丸」や「おんな城主直虎」なども音声デイジーとして提供させていただいてはいますが、すでにテープに録音された図書をデイジー化するのは、初めての経験でした。

絵や文字や声が全部入った「マルチメディアデイジー教科書」、文字だけの「テキストデイジー」などを製作してきましたが、今回はそれに、「音声デイジー」が加わりました。

音声デイジーは、頭出しができるオーディオブックみたいのものと言ってもいいのかもしれません。
同じデイジーでも、使用する方が使いやすい形式を選択していただけるところが、大きな特徴ですね。

デイジーは、障碍者向けのツールと思われがちですが、一般の人も、特にシニアには使い方で便利に利用できるものかな…という気もしています。
今よりもっと、ぐっと使いやすいビューワがたくさん出てくるといいな…と思います。

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