EveryDAISY

デイジーとディスレクシア

先日、NHKで発達障害をとりあげていました。
その中で、ディスレクシアのことが扱われていたのですが…。

ディスレクシアとは、発達障害の中の、学習障害の一つで、知的能力や理解力は問題はないのに、なぜか文字の読み書きだけができない…という状態をいいます。

1クラスに2人ほどはいるというのに、そのことを知っている人は少ないのではないでしょうか…
私たちが小さいころ、そういえばクラスに一人か二人、国語の時間にあてられて読むのが苦手な子って、一人や二人、いたような記憶があります。
先生は気づいてあげられる最初の大人なのだから、先生にこそ「ディスレクシア」を知ってもらいたいです。
スマホやタブレットが、眼鏡のように当たり前に道具として学校が認めてもらえれば、もはやそれは障害ではなくなる…と思えます。

見た目も、ご本人の日常の生活も、普通にできるだけに、社会的な活動の中でどんなにつらいことが多かったことか…。
出演していたIさんが、「(自分がディスレクシアだと)知っていたら、人生が変わっていたかもしれない…」という言葉がとても重く響きました。

トムクルーズ、スピルバーグ、レオナルドダビンチ、など著名な有名人や芸術家も、ディスレクシアの方はたくさんいます。
先のIさんも、大学卒業成績がトップの制作をなさったとか…。

私たちのデイジー図書が、「眼鏡」の一種類として子供たちにいきわたり、当たり前のように使ってもらえる日が、早く来ますように…。
ディスレクシアの子供に、例えばiPadとデイジーがあれば、どれだけたくさんの本を読んだり、印刷物を普通に読んだりできるでしょう。
さらに、デイジーになっていなくても、スマホやPCがあれば画面を「読み上げ」させることは、すぐにできるでしょう。

そして、このような方々だけではなく、未来の子供たちが自分で操作して、デイジーに絵本を読み上げてもらいながら本に親しんだり、目がだんだん弱くなってきたシニア世代に、読書の楽しみ方の一つとして定着するように…、そんなふうにも願っています。

 ※デイジー(DAISYという名前は、Digital Accessible Information SYstem(アクセシブルな情報システム)の略)
  書籍や印刷物を、PCやスマホやタブレットで、読んでいる場所をハイライトしながら読み上げていく「電子書籍」の一種です。


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