マルチメディアデイジー教科書とは

マルチメディアデイジー教科書とは
障がいを持つ児童・生徒のための教科書として従来、点字版や拡大版の提供は行われてきましたが、ディスレクシアなどの識字障がいに向けた対応は、人により症状が異なるなど様々な事情で行われませんでした。そのため、代読など保護者の負担が大きいものとなっていました。教科書をデジタル化すれば負担も軽減されるのですが、個人が行うことは著作権を侵害することになります。

しかし、2008年、関係者の方々の尽力により教科書バリアフリー法が施行、著作権法も改正されたことで一定の条件下でのデジタル化が可能となりました。そこで翌2009年から(公財)日本障害者リハビリテーション協会管理のもとで、ボランティア団体によるマルチメディアデイジー教科書製作が始まりました。

現在では全国23の団体が製作に携わり、360冊の教科書を約1万人の児童・生徒に提供(*)しています。

*文部科学省の調査(2012年)では読み書き障害のある義務教育児童・生徒比率は2.4%と推定され、現在の児童・生徒数989万人(2017年)からみると、本来必要な児童・生徒は24万人に上るとみられている。
利用方法
マルチメディアデイジー教科書を利用するには、日本障害者リハビリテーション協会に申請・登録が必要となります。そのうえで教科書サーバーからデータをダウンロードし、PCやタブレット、スマートフォンで読むことになります。マルチメディアデイジー教科書は内容を読みやすく配置、読み上げが加わり、位置をハイライト表示します。また、再生アプリで文字サイズ、色、読み速度を調整できるようになっています。(ただし、学校での使用は学校にご確認ください)
ブログ:EveryDAISY
DAISY_blog