基調講演１（10:45～11:50）
『人生８０年時代、シニア世代の新しい生き方』
－－ 男女共同参画の時代、力を合わせて社会の主役に －－
樋口 恵子氏 （評論家）
我が国の高齢化は急速に進み、２０５５年には実に総人口の４１％が６５歳以上になると見込まれています。シニアが数の上でもメジャーとなる時代、まさにシニアがこれからの社会を変えていく、と言っても過言ではありません。人生８０年時代、そして男女共同参画が叫ばれている時代、シニア同士、男性も女性も力を合わせて、シニアライフを実り豊かなものとすべく新しい生き方を身につけていくことが重要となっております。
そうした中、「シニアネット」はシニアの「生きがい」となり、シニアの「居場所」となって、シニアの自立を支え、社会参加を促す誠に意義深いものとなってきております。シニアが地域デビューを果たし地域で活躍するに相応しいものになっておりますが、シニアネットはやや「男性社会」の傾向が見られます。しかるに、女性が活躍されているシニアネットは概して活発な活動を展開していると見られ、女性のより一層の参加が肝要かと思われます。
そこで、シニアの新しい生き方に造詣の深い著名な学識経験者から、女性の社会参加活動の重要性に触れていただきながら、シニアは今後、どう生きるべきか、シニアの社会参加・市民活動の意義等について言及していただく中、その新しい生き方について語って頂きます。
基調講演２（13:00～14:00）
『ＩＴの進歩はシニアとシニアネットの活動を劇的に変える』
－－ 地域や社会を変えるパソコン教室をつくろう －－
佐々木 博氏（オフィス創庵 代表取締役）
高度情報化社会が進展する中、ＩＴはますます人々の生活に深く関わってきております。とりわけシニアにとってＩＴはシニアライフを実り豊かにする道具として日常生活に欠かせない存在になってきております。ＩＴと暮らすシニアにとって、ＩＴを活動の基盤しているシニアネットにとって、日進月歩を続けるＩＴが今後、シニアの生活にいかなる影響をもたらすことになるのか、そしてシニアライフにいかなる夢や安らぎをもたらしてくれるのか、自らの世界を変えうるものとして、大きな期待を抱いております。
そこで、ＮＨＫ教育テレビの番組「趣味悠々」で中高年のＩＴの利活用を指導されている等シニアのＩＴライフに詳しい有識者から、ユビキタス時代を生きるシニアの生活やシニアネットの活動にＩＴの進歩がいかに劇的な変化をもたらすことになるか、新しい技術の利活用等をご紹介いただきながら、分かり易く展望していただきます。
特別セミナー（14:00～15:00）
『Windows７でシニアのパソコンライフはどう進化する？』
大島友子（マイクロソフト株式会社技術統括部マネジャー)
ＩＴを活動の基盤に置くシニアネットにとって日進月歩で進歩しているＩＴの動向は常に大きな関心事である。この程、発売された新しいＯＳ「Ｗｉｎｄｏｗｓ７」とは、今後まさに深く付き合っていくことになる。
そこで、かかるＯＳがシニアのパソコンライフに、そしてシニアネットの活動にどのような影響をもたらすことになるか、を明らかにすべくシニアネットフォーラム・特別セミナーを設けることとした。
単に機能的な説明ではなく、それがどうシニアライフに、シニアネットの活動に寄与するかといった観点から解説していただくことにしている。
2月4日（木）