ワークショップ(10:00~12:00)

【テーマ1】
『男性も女性も、皆が楽しむ、魅力あるシニアネットめざして』
課題提供者:中島 敬也氏(熊本シニアネット 代表)
 高齢社会において、シニアが地域でこそ最大の社会的資源である言われておりますが、とりわけシニアネットは、その活動実績等を通してシニアの良き拠り所、資源の源泉として大きく期待されております。多くのシニアの方々は、自ら“地域デビュー”を果たし、シニアライフを豊かで実りあるものにしたいと切望されておりますが、それを実現する場としてシニアネットは大きくその役割を果たしてきております。当協会の調べでもシニアネットはまさにシニアの「生きがい」「居場所」等と位置づけられてきております。団塊の世代が近々65歳になる等節目を迎えようとしているこの時期、男女ともに多くのシニアがシニアネットに参加して生き生きと活動できる魅力あるシニアネット像を皆で考え、実現させていくことは大変意義深いことと思います。
 そこで、1300名と我が国でも最大級の会員数を誇り、県内13の支部を有しほぼ全県レベルにおいて男性も女性も生き生きと活動している「熊本シニアネット」より活動事例をお話しいただく中、男女共同参画時代、シニアにとって魅力あるシニアネットとはどのようなものか、今後の姿を探って参ります。

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【テーマ2】
「コミュニティ・ビジネスでシニアの知見を地域に活かす」
課題提供者:大熊勇雄(NPO法人シニアSOHO横浜・神奈川 副代表理事)
 永年培ってきた知識・経験・ノウハウや知恵を生かして社会のお役に立ちたい、出来る限り生涯現役でいたいという意欲を持ったシニアは大勢おります。市民が主役となって企業とはひと味違った、いわゆるコミュニティ・ビジネスを展開し、個々のシニアのノウハウを地域に生かして「自己実現」を果たす、これはまさにシニアの大きな「生きがい」であり「喜び」です。
こうしたシニアの「生きがい」を実現するべく、コミュニティ・ビジネスを中核に据えたシニアネットが増えてきております。厳しい世の中を迎えていることもあって、今後、こうしたコミュニティ・ビジネスを掲げるシニアネットへの関心は一層高まっていくものと思います。
 そこで、コミュニティ・ビジネスを中核に据えて、今年開港150年を迎えてにぎわう神奈川県横浜市を中心に活動している「NPO法人シニアSOHO横浜・神奈川」より具体的な実践事例を通して、課題をお話しして頂き、コミュニティ・ビジネスがシニアの生きがいにどう関わってきているか、その取組み方や今後のあり方、重要性について参加者全員で考えて参ります。

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【テーマ3】
「シニアへのIT講習で生き甲斐づくり、人に喜ばれ自分も喜ぶ」
課題提供者:若井 光也氏(シニアネット刈谷 代表)
 シニアネットは、その本業とも言える「IT講習」をベースに地域社会の情報化、とりわけシニアの情報リテラシー向上を促進し、社会に活力をもたらしております。シニアネットならではのきめ細かな教え方や仲間同士で楽しく、気楽に学び合える雰囲気がシニア受講者に喜ばれております。教える人にとっても受講者に感謝されねとらすいきち喜びとなって生きがいとなって充実したシニアライフにつながってきております。今や、シニアネットなくしてはシニアへのIT普及は進まないのではないかと言っても過言ではありません。
 これまでの様々な活動によりシニアのIT人口は年々増加しているとは言うものの、未だシニア全体の十数パーセントに留まっているとのことで、残念ながらまだまだ少ないと言わざるを得ません。今後は、まだパソコンに触ったこともないシニアへの普及が課題となると思われ、新しい状況に対応していく必要があろうかと思います。
 そこで、大企業城下町の刈谷市を拠点にシニアへのIT講習等を行って活躍している「シニアネット刈谷」より、こうした状況を踏まえながら、シニアへのIT普及はこれからどうすればいいか、より良いIT講習の方法等も含め、全員で考えていきたいと思います。

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【テーマ4】
「行政との協働を促進し、地域社会のために」
課題提供者:千品 雅彦(NPO法人つれもてネット南紀熊野 代表理事)
 多くのシニアネットは自ら持てる力をシニアのために、地域のために何かお役に立ちたいと熱い想いを抱き、活動を展開されております。シニアネットがその活動を通して社会に貢献しようとするとき、関係自治体との協働(コラボレ-ション)は極めて重要であります。一方、少子高齢化と高度情報化が同時進行する社会にあって、自治体にとっても、地域の情報化促進、地域振興等の諸政策を進める上で、シニアネットやシニアの豊富な経験や優れたノウハウを活用することは重要な要素となってきております。今や、両者の協働(コラボレーション)は必須と言っても過言ではありません。
 そこで提案型で県や市との協働事業を展開し、シニアへのIT普及活動を主体に地域社会に貢献している「NPO法人つれもてネット南紀熊野」より、今年度実施している和歌山県と田辺市との協働事業の状況をご紹介いただきながら、協働事業における様々な課題を提供していただき、諸地域でかかる行政との協働を一層促進するにはどうすればいいのか、今後の活動のポイント等について参加者全員で想いを巡らせて参ります。

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【テーマ5】
「シニアの社会参加を促し、シニアの自立をめざして楽しく学ぶ」
課題提供者:柳原 正年氏(シニアネットとやま 代表)
 シニアネットの活動がシニアを元気にし、「生きがい」をもたらすなど大きく評価されてきており、今後もますますその活動が注目されていくものと思います。一方で、シニアライフをどうやって充実したものにしていけばいいのか、学びの場を求めている方も少なくありません。自らを高め、また社会参加を切望し、内面だけでなく活動面・外面を高めていくのに、シニアを対象にして気軽に学び合える“場”が重要となって参ります。皆で学び、議論し、高め合っていく、視野を広げていくそうした“学びの場”を提供するのもシニアネットの重要な役割と言えます。
 そこで、早朝、喫茶店に会員を集め、シニアの自立に向けた様々な学びについて独特の“勉強会”を実施するなど富山市を中心に広く活動している「シニアネットとやま」より、活動状況を披露していただきながら、こうしたシニアの生き甲斐づくりに向けた学びの場についてどうあるべきか、シニアネットの活動の重要な一端を占めるものとして、参加者全員で考えて参ります。

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