【ワークショップ・交流広場・特別セミナー】

【ワークショップ】 3月1日(火) 9:30〜12:30
統一テーマ:「地域に活力 シニアネットの挑戦」


ワークショップ1 「教育活動を通じた社会参加」
課題提供者:秋山 幸彦氏(NPO法人シニアネットいぶり 理事長) 
      柳原 正年氏(富山社会人大樂塾 代表)                         <50音順>

 多くのシニアネットは、地域でIT講習始め各種の学習・研究活動を展開している。シニアの持つ豊富な知識、ノウハウ、経験等を様々な形で広く地域に還元することは、単に学び合うだけに止まらず、世代を超えた交流の促進や地域社会のコミュニティを強化するなど、地域に大きな活力を与える。
「シニアネットいぶり」は、シニアの市民層を中心にIT講習や成果展を行うなどパソコン講習を通じた教育活動を展開している。
 「富山社会人大樂塾」は、インターネット市民塾の講師やエコマネー活動と連動したIT個人教習などを通じて地域に力を与えている。
 こうした学び合いを通して、地域社会を元気づけることについて、その重要さ、関わり方等について議論を深め、今後の活動の更なる深耕を行う。

ワークショップ2 「新しい地域ビジネスの創造」
課題提供者:久米 力氏(NPO法人イー・エルダー 専務理事)
      堀池 喜一郎氏(NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹 代表理事)        <50音順>

 生涯現役でいたいという願いから、その活躍の場をビジネスに求めるシニアネットも増えてきている。少子高齢社会にあって、シニアがこれまでに蓄えてきた豊富な経験や培ってきた知識やノウハウをバックに、新しいビジネスに取り組み「社会を支える側に立つ」ことは極めて重要なことである。
 事業型として代表的なシニアネットである「イー・エルダー」及び「シニアネットSOHO普及サロン・三鷹」といった、この秋ともに「情報化月間」において経済産業大臣賞を受賞した2団体の事例を通して、人材の宝庫でもあるシニアネットが生み出すビジネスの方向性や可能性、具体的な取り組み方法や更なる活動の深耕について議論を深め、今後の活動の糧とする。

ワークショップ3 「地域文化の保全継承」
課題提供者:須佐 卓郎氏(NPO法人シニアネット久留米 理事長)
      長井 美知夫氏(NPO法人シニア自然大学 代表)           <50音順>

 シニアは、郷土の歴史や観光、環境・資源などに通じている方が多い。そうした財産を守り、次代に引き継ぎ、地域の活性化につなげることはシニアネットにとって、極めて意義深く、重要なことである。
 地元文化のアーカイブ化を通じて文化継承や観光資源の活性化などを行う「シニアネット久留米」と自然環境保全というアプローチで、行政を巻き込んだ積極的な活動を展開する「シニア自然大学」の活動事例を通して、シニアの持つ優れた知見を如何に生かし、そして取り組んでいくべきか、多くのシニアネットが新たに取り組む必要性をも視野に入れながら議論を展開し、今後の活動に供する。

ワークショップ4 「交流活動を通じた地域貢献」
課題提供者:大川 伸一氏(いちえ会)
      砂川 正男氏(NPO法人沖縄ハイサイネット 理事長)         <50音順>

 社会との関係が希薄になりがちなシニアにとって、地域との交流の架け橋となるシニアネットの役割は重要である。またシニアネット同士の交流は、お互いの活動の練り上げにつながるばかりでなく、その地域にも新しい刺激を与えるものとなっている。
 豊島区高齢者福祉課高齢者啓発事業、シニア生きがい作り支援事業でパソコンボランテア活動を推進する大川氏と、国内外のシニアネットと積極的な交流活動を展開し地域に元気を与えている「沖縄ハイサイネット」を事例として、地域に根差した交流活動を行っているシニアネットだからこそ出来る地域コミュニティ作りなどを通して、いかにしたら地域により一層の活力をもたらすことが出来るか、その課題や取り組み方などについて具体的な議論を展開し、今後の活動の一助とする。

ワークショップ5 「行政との協働で地域に活力」
課題提供者:井口 庸生氏(松本シニアネットクラブ 会長)
      越智 秀明氏(愛媛県企画情報部管理局情報政策課 係長)        <50音順>

 地域に活力をもたらすシニアネットの活動において、仕事おこし、町おこしといった観点から企業や自治体、あるいはこれら三位一体の協働(コラボレーション)は重要であり、とりわけ自治体との協働は必須とも言える。これまでも社会教育の推進、生活コミュニティ基盤の整備といった分野での協働がなされシニアの力が地域に活かされてきた。
 自治体側もこうした実績を踏まえ、強力なパートナーとしてシニアネットに対し町づくり、町おこしへの参画を依頼する動きが広がってきた。
 シニアの活力に着目した市との協働を進める「松本シニアネット(ほっとねっと松本)」や、「シニア情報生活アドバイザー制度(注)」を全面的に採用し地域NPOと一体となって県民へのIT普及を推進する「愛媛県」の事例を通して、両者の協働をいかに深め、広げ、相互理解・相互信頼を築き、共に手を携えて地域の活性化に邁進していくか、今後の道筋を探る。

(注) 「シニア情報生活アドバイザー制度」とは「メロウ・ソサエティ構想」推進の一環として(財)ニューメディア開発協会が展開している事業


 3月1日(火)13:15〜15:00
 シニアネット交流広場

各地で積極的に活動しているシニアネットの活動成果を披露する展示スペース。
展示を通じて、参加者の方々と展示出展者とが交流していただけます。
交流を通じて、相互が抱える問題や克服の経験など幅広く情報を交換し、シニアネットの発展と普及に寄与します。

 3月1日(火)14:10〜15:00
 特別セミナー

セキュリティ及びウイルス対策に関するセミナー。(トレンドマイクロ株式会社)
事前申込み不要。無料にてご参加いただけます。