いちえ会創立10周年の集い

いちえ会のあゆみ スライドショー

いちえ会のあゆみスライドショーは、当日披露されたものです。
10分ほどかかりますので、お時間のある時に、ゆっくりご覧ください。

日時  2004年12月5日(土)

場所  日本出版クラブ会館

今回の「いちえ会創立十周年の集い」に、たくさんの方にお集まりいただき、本当にありがとうございました。130名というご出席をいただいたこともさることながら、懐かしい皆様と再会できたことが、どれほど嬉しかったことか。本当にありがとうございます。

いちえ会が1994年5月7日に、第1期第1日目の講習会を実施してから、10年と7ヶ月がたちました。もう10年!という気もしますが、え?まだ10年しかたっていないの?という気もします。長いようで、短い、不思議な10年間でした。

創立当時は、まだインターネットは、一般市民にはなじみのない時代で、パソコン通信という限られたサービス会社の中だけでメールをやりとりしたり、フォーラムという会議室機能を使ったコミュニケーションの時代でした。それでも、私のような家庭の主婦にとって、パソコンを使ったコミュニケーションは、家にいながらにして社会とつながりを持てる貴重なものでした。この便利さと楽しさを伝えたい…、これがいちえ会の活動の原点です。

最初は、変蝠林さんが投稿なさった、朝日新聞の「声」の欄に反響を寄せられた方々にご連絡させていただき、第1期生として、お迎えしました。
この方々が、次々とお友達を紹介してくださって、第2期、第3期と続き、受講なさった方々が、また新しい受講生の方を紹介してくださるという形が、いちえ会の伝統になりました。
現在は、第49期を実施中です。
私たちの交流も、ネット内に限らず、遠くアメリカのサンフランシスコやハワイなどからのアクセスもあって、コミュニケーションの輪は世界規模に発展しています。

今でも、談話室のカフェ・パウゼでは、サンフランシスコ、山形、兵庫など世界や日本各地の方々との交流があります。
今回、山形、兵庫からも、今回のパーティにわざわざご出席くださいました。

そんな中、メロウソサエティフォーラムのお勧めで、2000年と2001年連続で、日経新聞社が主催するぱそまる展に出展する機会を得ることになりました。
でも、 ただひとつ心配がありました。いちえ会は、組織を持ちません。上下関係のない、フラットな集まりであり続けたいからです。でも、「組織のない私たちに、そんな大きなイベントができるのだろうか…」、本当に心配しました。でも…、お一人お一人の知恵と経験で、大成功を収めることができました。4日間の会期中、それはそれは大変でしたけど、関わってくださった方全員が、「ぱそまるを支えたのは自分自身だ」という思いを強くなさったと思います。

いちえ会は、一度も広報活動をしたことはありませんが、新聞・雑誌・テレビなど多くのメディアには取り上げられてきました。今は、NHK教育テレビの「趣味悠々」に、メンバーのホームページが紹介されています。多くの方に後押ししていただき、またお知り合い、お友達をお誘いくださって、いちえ会は、日本で初の「シニアのためのネットワークサロン」として長く続くことができました。

その後、経済産業省の推進するメロウ構想にそってシニア情報生活アドバイザー制度が発足し、制度の策定、推進もお手伝いさせていただきました。いちえ会には、アドバイザー養成講座からお仲間になってくださる方も増えました。今年は、シニア情報生活アドバイザーの方々に講師・サポートをおねがいして、NTTと@niftyのインターネット塾が開かれましたが、その受講生の方々のフォローアップの場として、船橋市でも入門講座を開始し、新たなコミュニティが育ちつつあります。

いちえ会は、10年前の当初から、オフラインミーティングという交流活動は活発でしたが、今は「歩こう会」というハイキングや手軽な山歩きを楽しむ会が続いています。また、パソコンに限らず、中国語の講座や、本作り講座などで「豆本つくり」から「自分自身の本」を作る楽しみも味わっています。

この先も、メンバーの方々の経験と知恵を生かした、いろいろな活動を目指していきたいと願っています。これからも今までと同じように、身の丈にあった活動をしながら、お一人でも多くの方に、パソコンの面白さ、便利さをお伝えする活動をすると同時に、皆さんの楽しみの輪を広げるお手伝いができればと思っています。 どうぞ、これからもよろしくお願い致します。

いちえ会 大林依子

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