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分かち書き

分かち書きという言葉をご存じでしょうか。
分かち書きは、文節など適切なところで、空白などの区切りを入れ、文章を見やすくすることを言います。


分かち書きでない表示の場合

分かち書き表示の場合

ChattyBooksより引用

点字と分かち書き

分かち書きといえば、点字の分かち書きが思い浮かびます。

点字の世界では、すべて分かち書きで表示しなければ、文字の区切りが判断できず、文章が読めません。文節ごとに空白を区切りとして挿入して、文章を作成していきます。

ただ、文節に区切るだけでなく、複合語といわれるものには、細かいルールが決められています。

たとえば、小中学校は、「しょうちゅうがっこう」と、これは分かち書きにしません。

しかし、受験勉強は、「じゅけん べんきょう」と分けて記載します。

このように、点字でいう分かち書きは、ルールが複雑で、また判断基準が難しいので、点訳はそれなりに、スキルが必要です。

デイジーの分かち書き

デイジーでも、分かち書きの方が読みやすい…という方は多数います。

私たちも、あまりに句読点が少なく、長い文章は読みにくいと感じる場合も少なくありません。

とくに年齢が低い場合は、文字を覚える意味でも、デイジー図書は、分かち書きが推奨されるかもしれません。

ただ、PD(Print Disability)の方の特質は一様ではなく、分かち書き表示の方が読みやすいという人と、逆に分かち書きでない方が読みやすいという人もいるのも事実です。

どちらのニーズにも対応するできるようなデータを作成しなければなりません。また、ユーザーは、利用しようとする図書が分かち書き対応なのか、分かち書き未対応な図書なのかを本を選ぶときにわかるような仕組みも必要です。

製作者は分かち書き対応で製作し、閲覧ソフトの方で、それぞれのユーザーが表示形式を選択できるようになっていることが望まれます。

デイジーはいつでも必要になる

デイジー図書は、音声で文字を読み上げるだけでなく、読んでいるところがハイライトしたり、大きさや色を変えられたり、読む速度を変えられたりします。

加えて、上記のように、分かち書きにして読みやすくしたり、ルビを付けたり付けなかったりを選択して読めるようになっています。これは、デジタルならではの便利な点でですね。

ちょっとしたことで、読みやすくなったり、読みづらくなったり…これは、特別な場合だけでなく、私たち一般人にとっても、同じようなことが言えるのではないでしょうか。

デジタルな世界は、いろいろなニーズに対応することが可能ですので、私たちもいろいろな場面を想像しながら、デイジー図書を作っていきたいと思っています。


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