パソコンって何?(3)

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前回、入れ物のことを「フォルダー」という、とお話ししました。その入れ物の中に入れるもの、つまり画像とか文書とかといったひとつひとつの中身のことを「ファイル」といいます。

この「フォルダー」と「ファイル」という言い方、パソコンを使ったことのない人にはなじみがないばかりか、事務用品としてはどちらも「入れ物」として呼ばれることが多いので、このあたりが、パソコンがわからなくなる方にとっては、混乱の始まりになるようです。

おまけに「フォルダー」を意味する目印の絵(アイコン)が、事務用品の「ファイル」に見えてしまうというご丁寧な誤解の元までもが存在しているようなのです。

ここはひとつ、

フォルダー=入れ物、
ファイル=中身 

ということは、はっきり覚えておいてください。

さて、その中身たる「ファイル」ですが

→自分がパソコンのソフトを使って作成したり・・・

→インターネットからダウンロードと呼ぶ方法で取り込んだり・・・

→デジタルカメラからケーブルでパソコンに転送してきたり・・・

と、様々な方法で自分のものにして、パソコンに保管することになるわけです。

その保管ですが、今のパソコンでは、ひとつのフォルダーには、いくらでもファイルを入れられるようになっています(といっても、パソコンの容量が許す限りですが)。パパの料理レシピの入れ物に入れておく分量が、100個を超えたからといって、分けなくてはいけない、ということはないのです。
(そうはいっても1000個以上入れるなどすると、パソコンの動きが遅くなるといったことが生じてくるようです。ほどほどにしておきましょう)

ところで、フォルダーには、ファイルがいくらでも入れられるというのはいいとしても、ふたつの大切な約束ごとがあります。

ひとつは、ファイルにはフォルダーと同様、名前がついているということです。

デジカメ写真は、1枚1枚にデジカメが勝手に名前を付けますが、それ以外のたいていのものは、自分で名前を付けないと、パソコンという整理箱に収まってくれません。人が生まれたら、名前をつけなくてはならないのと同じです。そこで、パソコンではソフトを使ってなにか作業を行い、最後にその作業の結果を保管するために「名前をつけて保存」という操作を行います。実は、ソフトで作業中の間は、そこに文書ができつつあっても、停電になれば消えてしまうような心もとない状態なのです。そこで最終結果を、どこの入れ物に入れるかを決め、そこに「名前をつけて保存」するのです。ですから「名前をつけて保存」という行為は、自分が作り出した「中身」を、命名することによって実際のものとして生み出し、保管するという大変重要な儀式なのです。

でも、パソコンという整理箱は融通がききません。

「料理レシピ」という入れ物がもし紙の封筒だったら2種類の「ロールキャベツの作り方」というカードを入れておくことができます。でも、ここがもうひとつの重要なことなのですが、フォルダーのときと同様、パソコンの中には、ひとつのフォルダーに同じ種類(Word文書とか、デジカメ画像とかという点で同じということです)のファイルは、同じ名前で入れることができないのです。つまり、同一フォルダーの中の同種のファイルは、すべて違う名前にする必要があるのです。「料理レシピ」のフォルダーに「ロールキャベツの作り方」のファイルを複数入れようと思ったら、名前に1とか2とかを加えて、ともかくもそれぞれが違う名前にしなくてはならないのです。

<つづく>

パソコンって何?(2)

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パソコンという「箱」の中は、大枠としてどこに何を入れるかが決まっています。自分で作ったものは、箱の中の入るべき場所に保存することになります。(デジタルカメラの写真は、Windows 7だったら「マイピクチャ」という具合です)

 

ただ、入れるべき場所に入れるのはいいのですが、いろいろなものをたくさん入れていくと、しまいに訳が分からなくなりますから、そこはわかりやすくするため、自分で小分けの入れ物を自由につくれるようになっています。(この入れ物をフォルダーといいます)

 

ところで、小分けの入れ物を作る時は、入れ物に名前を付けなくてはいけません。これは、事務用の書類フォルダーなどと一緒で、あとから自分が見てわかる名前にする必要があります。


ですから、できることならどんな名前のつけ方をするのか、ルール決めをしておくといいでしょう。たとえば、マイピクチャには日付を名前にした入れ物を用意して、撮影日によって写真を分けるといった具合です。もっとも名前はいつでも変更できますから、入れ物をつくるときは、とりあえずの名前でもかまいません。

 

それから、パソコンはあまり賢くはないので、実は同じ場所におく入れ物は、すべて違う名前にしないといけません。どうしても同じ類のものなんだけどというときは、「パパ1」とか「パパ2」というように番号でわけるとか、ともかく違う名前にしなくてはいけないのです。

 

それから、この小分けの入れ物は、自由に作れる上に何重にもすることができます。

 

「家族」という入れ物を作って、その中に「パパ」と「ママ」という入れ物を作って、さらに「ママ」の中に「料理レシピ」という入れ物を作る、といった具合です。

 

ところで、さきほど、「同じ場所におく」入れ物は違う名前にしないといけない、と書きました。実は「違う場所」ならば名前が重なってもかまわないのです。

「ママ」の中に「料理レシピ」という入れ物を作り、その中に「パパ」という入れ物を作って、パパの好きな料理レシピを入れておくことはできるのです。要は、自分がちゃんとわかるように分類してあればいいのです。

 

<つづく>

パソコンって何?(1)

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こんにちは。ヒギンズ教授です。

これから、ミニ講座のようなことを書き綴っていきます。役に立つこと立たないこといろいろ書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

ところで、講習をしていてつくづく思うんですが、パソコンをすでに持っている、使っているという人の中にも、パソコンの中身がどうなっているかということについては、はっきりと答えられない人が多いようです。

特にびっくりするのは、はっきりと答えられないながらも、ご自身ではいろいろと「使いこなして」は、いらっしゃるらしいこと。とりあえず使えているうちはいいのですが、いつか、トラブルが起きた時に、実態は大騒ぎするほどのことでなくても、ご自身はにっちもさっちもいかなくなるんじゃないかとひやひやします。

 

パソコンと付き合うには、ある程度、パソコンの挙動のコツを押さえておく必要があります。癖とか考え方とかわかって付き合わないと困ったことになる、気難しい友人のようなものかもしれません。

 

一言でいえば、パソコンは「住民基本台帳」つきの「整理箱」です。

 

パソコンはソフトなければ、ただの箱、といった言われ方もされていて、ソフトの重要性ばかりが語られるのですが、肝心の「箱」のつくりを知っておく必要があるのです。

というのも、箱の中のどこに何が入っているかがわかっていないと使えないのですが、初心者の方が陥るトラブルのかなりの部分が、その箱へのデータの出し入れのミスから起きることだからです。

 パソコンの中にあるはずのデジカメの写真や年賀状のデータがなくなったとか、Word の文書を変更したつもりがそうなってない、といった類の話です。

 

<つづく>

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